Gracias!～にふぇでーびる～

今から約19年前

国頭の辺野喜ダム近くの山に

イヌマキ＝チャーギの苗を植えた植樹祭


そのきっかけは?　というと…

1980年代～首里城の復元が始まった当時は

首里城の材料となる材木の「チャーギ」が

残念ながら…沖縄県内には無く

九州などから調達し完成させたそうです




遥か昔…

琉球は　琉球に生えている樹木を管理し

必要とあらば樹木を材木として

琉球内で供給・調達していたそうです

特にやんばるは奥深い山々に囲まれており、

「山あっちゃー」と呼ばれる職人達がいて

樹木から炭を作ったり

材木として

「やんばる船」に載せ

本島の中南部まで運んだそうです。



時は過ぎ経ち…現代になると

必要なチャーギの材木が無い…


将来、首里城の修繕が必要となった時
今度はどこから調達する???
また九州から?　
もしかしたら国内供給も無理かも…


これではいけないと思い立ち

将来必要となるであろう修繕・修復の時には

是非とも

沖縄県産のチャーギで修復・修繕したいという事で

材料となる「チャーギの苗」を植樹したそうな




何故、チャーギなのか???

理由は

①白アリなどの害虫に強い

②湿気に強い

③材質がとても堅い

高温多湿の台風の多い沖縄の気候に耐えうる材質

沖縄の伝統的高級建築材木と言われていますよね




しかしです

このチャーギの木は、

材木として使用できる成木になるまでに

100年は必要だと言われています

私が生きている間には

材木として使われることは無いでしょう

材木として使われる頃…私は…


それでもいい

少しでも役に立てればと思い

育樹活動の草刈り作業に参加しています～





本当に本当に…成長が遅いのです



苗が上の写真の大きさになるまで約19年…
それでもまだまだ小さく細く…幼い木ﾃﾞｽ
もぅ気が遠くなります

だからこそ手入れが必要で
草刈り、肥料を与え、手入れが必要
それでも枯れてしまう木もあります



人間の力で　木を植え…

森林＝山を育み作ることは

相当の歳月を要し、簡単ではありません

なのに…

森林を伐採し破壊するのは本当に簡単

どれだけの自然を破壊してしまったのでしょうか

本当の自然はちゃんと残っているのでしょうか


自然環境を守り継承していく事が

必要不可欠で

その大切さと大変さを

参加するたびに

身を持って実感しています(>_<)



何の特技も専門知識も無い私

まずは自分の身近な所から

自分が出来る事から始めようと思って

今に至っています～(^_^;)



100年後も200年後も～いつまでも

あが島・うちなぁ～に

素晴らしい自然が残っていますように…

首里城の材木が育ちますように…(-人-)




首里城の材木用チャーギの育樹祭は
年２回（夏と冬）行われています
首里城公園友の会主催※ちなみに私は友の会個人会員です(^^ゞ